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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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地域医療学シンポジウムを終えて

地域医療学シンポジウム(2011.2.12)

2月12日(土)に地域医療学シンポジウムを開催しました。悪天候にもかかわらず160名近くの参加者があり「地域医療」への関心が高いことがうかがわれました。県内で地域医療を意識して活躍している先生方(高見、浜崎、武地Dr)、自治医大の卒後研修をおえた渡邉先生、そして、沖永良部で離島医療に従事している佐々木先生が、それぞれの経験を紹介してくれました。とくに印象に残ったのは、「高齢者医療は先進医療のひとつ」「common diseaseを高いレベルで診療する能力」「地域全体をとらえる目、地区診断という視点」「おかれた状況でベストをつくす」「総合診療を磨くプログラムがほしい」などの言葉でした。その後、自治医大の梶井英治教授の特別講演「医療人育成と地域医療教育」がありました。梶井先生は倉吉のご出身で自治医大の第一期生です。卒後、鳥取県にもどって鳥取県中で初期研修でさまざまな薫陶を受けたこと、日南病院では数少ない医師として病院の活性化に町とともに取り組んで患者数が増えていったこと、自治医大にもどって人類遺伝学の研究に没頭し、その後、現職である地域医療学センター長になって全国の地域医療の取組みを支援していることなどを熱心に話されました。自分の原点は「地域医療で鍛えられた現場」にあること、地域医療を担う医師は「病気だけを切り取らない医者であるべきだ」、という言葉は、専門医ばかり注目される現状の中でとても新鮮な響きをもつものでした。その後のパネルデスカッションでは、会場からの意見も含めて、井藤先生の見事な司会進行で、議論となるポイントがしぼられてきました。「総合医と専門医の役割」「専門医に総合性を追加するだけでよいのか」「プライマリーから専門科へつなぐクッションとなる連携」「専門医を期待しすぎる住民側の意識」など。これらの議論はこれからの「地域医療学」の重要なテーマになってくると思われました。4時間半という短い時間でしたが、たいへん濃い時間であったように感じます。ただひとつ残念だったのは、3連休で試験期間中でもあっため、医学部生の参加が少なかったことです。今後は、シンポジウムという形でなく、授業に招いたり、地域医療実習で講演者たちのフィールドへ出かけることで、学生たちには、ぜひ先生たちの情熱に直接触れてもらいたいものだと思いました。
梶井教授の特別講演とパネルデスカッション
梶井教授の特別講演とパネルデスカッション
長谷川学科長、林部長(県福祉保健部)より挨拶
長谷川学科長、林部長(県福祉保健部)より挨拶
重政教授(病態情報内科学)より閉会あいさつ 「ご尽力に感謝いたします」
重政教授(病態情報内科学)より閉会あいさつ 「ご尽力に感謝いたします」
新聞に掲載
新聞に掲載