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トップページ > 活動報告 > 多摩センタークリニックみらい 宮川高一先生を迎えて(2011.2.17 糖尿病の病診連携2011)

多摩センタークリニックみらい 宮川高一先生を迎えて(2011.2.17 糖尿病の病診連携2011)

糖尿病の病診連携についての研究会2011 宮川高一先生を迎えて

鳥取県西部医師会館で講演
鳥取県西部医師会館で講演
西東京で先進的な糖尿病ネットワークを展開しているユスタヴィア多摩センタークリニックみらいの宮川高一先生を招いて、西部医師会館で「糖尿病の病診連携研究会2011&第2回鳥取県西部医師会糖尿病研修会」を開催しました。宮川先生は西東京多摩地区で、NPO法人西東京糖尿病療養指導研究会を設立され、多方面にわたる活動(コメデイカルの育成、非専門医との連携・教育、臨床研究など)をおこなっておられます。この地域は人口180万に対して糖尿病専門医数が十分でなく「いかにして専門医のスキルを非専門医に伝えるか」「糖尿病療養指導士を育成」「循環型でない病診連携(一方向性)」「病院・専門診療所・実地医家の3者連携」などの取組みを紹介されました。とくに顔の見える連携を大切にして定期的な勉強会をおこない全体のレベルアップをはかること、臨床研究をおこない積極的に学会論文発表をする、など、私たちが鳥取県でめざしていることと同じであると思いました。ただ、人口が桁違いに多い都市部での連携は、循環型連携だと勤務医・専門医の負担が大きすぎるため現実的ではないが、米子市のような中小都市では循環型連携を模索してもよいのではないかと感じました。講演の中でも、病診連携は地域の状況によっていろいろな形があってよい、とのこと。鳥取県の状況に適した「糖尿病の病診連携システム」を作っていけばよいのだと思います。懇親会では、宮川先生と「地域医療シンポジウム」で議論になった「総合医と専門医の役割」が話題になりました。宮川先生は早い段階から地域病院でバリバリの救急現場で働きつづけた経験から、「専門分野以外の経験や技能が、専門自体のレベルを上げる」「専門以外の勉強を続けること」「わからないことはわからないと正直に患者へ伝えること」などの話がでました。多摩センタークリニックの看護師はICU勤務経験があり急変には万全の対応ができる、その力量が糖尿病患者さんの強い信頼につながっていること。いっぽう、悪い糖尿病医の典型は「血糖しかみない医者」とのこと。「患者のために何が大切か」を考えていれば「血糖しか興味のない医者でよいはずがない、その他の疾患についての知識をきちんと勉強しておくことが重要」との指摘は、とても納得のいくものでした。専門医であっても診療に必要なスキルを磨くこと、すなわち、総合診療能力を向上させることが大切という意味であろうと思いました。宮川先生が展開されているNPO活動が、今後の日本全体の糖尿病管理のひとつのモデルになっていくことを期待しています。
宮川先生の特別講演
宮川先生の特別講演
懇親の席にて
懇親の席にて