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第10回教室カンファ 2011/6/29 「低体温療法の現状」

低体温療法の現状    石田勝則先生

6月29日の教室カンファレンスは、石田勝則先生から低体温療法についてのお話をいただきました。
低体温療法の歴史は古く1950年代から行われていましたが、心機能低下や感染症などの合併症が多く一時停滞していました。2000年代に入りRCTが行われるようになり、マイルドな低体温療法によっても一部の症例で効果を認め、かつ副作用の少ないことがデータで示されるようになりました。
近年のHypothermia after Cardiac Arrest Study Groupの報告では、VFによる心肺停止状態後に32-34℃のマイルドな低体温療法を行うことによって神経学的予後の改善・生存率の改善を認められました。これらの結果に基づいて低体温療法は【心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン】において“ 院外心停止VF患者で心拍再開後昏睡状態にある成人患者に対しては、12-24時間、32℃-34℃に冷却すべきである。(Class1)”との位置づけになりました。
しかし実際の適応や管理方法などが明確ではないこと、マンパワー•医療コストなど様々な問題点があるようで現状では全国的には広まっている治療ではありません。鳥取大学では低体温療法に適応・基準を設けて行っています。今後、山陰地域で低体温療法が広まるように鳥取大学の指導的立場が望まれます。
文責:尾崎知博
低体温療法(鳥取大学)
低体温療法(鳥取大学)