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第13回 教室カンファ「胆石をみたら・・・」(2011/7/27)

急性胆のう炎の場合
急性胆のう炎の場合

本日のカンファは、尾崎先生から「胆石をみたら・・・」のテーマでお話しいただきました。

胆石そのものは、日本人の約10%が持っていますが、そのうちで胆嚢炎や胆管炎を起こす人は年に1-2%です。

胆嚢炎の症状としては、発熱・黄疸・右季肋部痛の3症状がCharcotの三徴として有名ですが、胆嚢炎・胆管炎ともに診断基準と重症度分類に当てはめて治療方針を決定します。

胆嚢炎は、主に消化器外科で治療します。

炎症が全身に波及しやすいので抗生剤で加療しつつ、基本は手術で炎症胆嚢を摘出します。

炎症を繰り返していると癒着などで腹腔鏡が使えず、開腹手術になる場合もありますし、すぐに手術ができない場合は体表からドレナージチューブを胆嚢に挿入して玄奥することもあります。

一方の胆管炎は、主に消化器内科で加療します。

内視鏡を用い(ERCP:内視鏡的逆行性膵胆管造影)、十二指腸乳頭を切開したりドレナージ用のチューブを挿入することにより、胆汁うっ滞を改善したり石を取り除いたりして治療します。

自分の学生時代、消化器内科の病棟実習で胆石についてのレポートを提出しました。

考察部分で、石のできる仕組みや結石の種類(コレステロール結石、ビリルビン結石などの違いについて)、内服の溶解療法についていろいろ調べて提出したのですが、「石の種類はどうでもいい、石のある場所によって治療法が変わってくることに注目しないと意味がない」と叱られて、異様に低い点をつけられたことを10年以上経った今でも覚えています。

文責:渡辺ありさ