トップページご挨拶スタッフ紹介研究成果教育目標活動報告掲載記事実習報告教室員募集リンク
情報リンク -Contents-
鳥取大学医学部 地域医療学講座
〒683-8503
鳥取県米子市西町86
鳥取大学医学部
第二中央診療棟4階
■TEL:0859-38-6660
■FAX:0859-38-6662
■E-mail:
stani@med.tottori-u.ac.jp


トップページ > 教室カンファ・症例検討 > 第17回教室カンファ 「地域医療学のめざすもの」 (2011/9/7)

第17回教室カンファ 「地域医療学のめざすもの」 (2011/9/7)

今回は、地域医療学のめざすものというテーマで谷口教授にお話を頂きました。
まず地域医療とは
1.Communityを対象とする総合保健活動(保健・医療・福祉)である
2.全人的なものである
3.疾患でなく生活全体に注目する(個人の空間軸・時間軸を想像する)
といった視点を持つことが大切で、地域のなかでのニーズを知り、誰に何を提供し、自分がどういった役割を果たすかを考えなければいけません。
また、地域包括ケアとは介護・医療・予防・住まい・生活支援の5つの柱で成り立っています。つまり医療は5つ分野の中の1つであり、他の分野と連携を取りながら地域に貢献していていかなければなりません。
近年医療が高度・専門化するに従って医療は分割され、医療者は病気を診るエキスパートを目指すようになり、患者を診ることが置き去りになってきました。もちろんこういった専門化への流れも必要ですが、逆に病気を統合して診れなくなり患者中心の医療が必要になってきました。さらに言えば、高齢化社会も進んできており、地域で健康に過ごせる医療システムの構築が急務となってきています。このような中で様々な分野を統合・構造化し地域医療を充実していく必要性が今後高まってきています。こういった背景の中で、我々は広い視野にたち地域の生活者を診て地域に則した全人的な医療を提供する必要があります。
ただし、地域医療を充実させるには多くの問題点があります。
1.さまざまなコミュニテイーがあり、それぞれのコミュニテイーに沿った地域包括ケアが必要であること。
2.高齢化社会が進んできており、高齢者を地域で支えるためのマンパワー不足。経済的コストの問題。高齢者は社会的状況が複雑で個別性が強く、既往歴が多く自立機能低下を抱えており、それぞれに合ったケアが求められる。
3.従来の医学の方向は「専門志向」が強く、「総合医」の必要性
4.地域医療への認知不足。地域医療の全体像を理解し、チームをマネージメントし、真の役割を果たせる医師の養成が必要。
私たち地域医療学教室では、生活者を診る広い視野をもつ医師を育てることを目標としています。地域医療の在り方と現状および課題を理解し、地域から学び地域へ貢献する、専門性をもちつつ総合医として地域医療に貢献できる人材育成を目指しています。
文責:尾崎
地域医療学講座のコンセプト
地域医療学講座のコンセプト