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第24回 教室カンファ「鳥取県のメタボのローカルファクター」(2011/12/21)

メタボリック症候群の診断基準
メタボリック症候群の診断基準
今回は浜田先生に鳥取県におけるメタボリックシンドロームの特徴についてまとめられた調査研究についてお話いただきました。近年、健診義務化の影響もあり「メタボ」という言葉をよく耳にします。一般の方には、単にお腹が出て太った人のイメージが強いようですが、重要なのは見た目ではなく、長期的にみると脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる血管合併症を生じることにあります。このため合併症のない早期の段階で「メタボ」を掘り起こすことは予防の観点で大変重要です。一般的な定義としては、内臓肥満を反映するとされる腹囲の異常、および以下3つの代謝障害(高血圧、空腹時血糖高値、脂質異常)のうち2つ以上に該当するものとされていますが、実は国際的な定義や性別で多少基準値が異なっており、一様ではありません。しかし、これは裏を返せば、食事や運動などの生活習慣との関連が深い故に、そこには地域性が存在する可能性が示されているともとれます。そこで、鳥取県におけるメタボリック症候群の特徴を調べ、早期発見、治療にいかそうと300名以上の方を対象に調査をされました。その結果、今回の調査では1)メタボの大部分に血圧異常(正常高値を含む)がみられる。2)腹囲異常は腎障害との関連が深いなどの興味深いデータが得られたようです。今後は他地域との比較を行い、特徴的な所見を見出し考察される予定とのことでした。鳥取県におけるメタボの臨床像に関する研究の成果に期待したいと思います。
石田勝則