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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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第4回全国シンポジウム 「地域推薦枠学生の卒然卒後教育をどうするか?~地域推薦枠医学生のキャリアアップの構築~」に参加して(2012/3/2, 東京)

シンポジウム1
シンポジウム1
3月2日(金)に、第2回全国地域医療教育協議会総会と全国シンポジウムが、東京永田町の砂防会館で開催されました。地域医療関連講座をもつ全国の大学関係者が一同に集まりました。地域医療教育協議会総会では筑波大学の前野先生が、全国のアンケート調査結果を報告され、寄付講座が多く年限が終了した後の教育継続に不安をかかえるスタッフが多いことがわかりました。帝京大学の井上教授から地域医療教育のオリジナルコンテンツについてのお話しがありましたが、日本国内だけでなく海外での医学教育や卒後キャリアの分析からも、地域医療に従事する人材の特徴として、非都市部出身のバックグラウンドや非都市部での初期研修の経験がエビデンスとして認められていること。たとえば、都会育ちで田舎に向かう人は少ないが逆は多い、だから、田舎育ちの人に地方での活躍の場として地域医療があるというメッセージを強化すべきであるという提案はおもしろいと思いました。また、地域医療教育を実習のなかでどう保証するかという点について、岐阜大学・和歌山大学・秋田大学から発表がありました。鳥取大学でも地域枠学生だけに特別なカリキュラムや研修を与えることが本当に妥当なのか悩んでいましたが、他大学でも同じ悩みがあるようでした。しかし、秋田大学の長谷川先生は、地域枠だけを特別視するのは反対であるという立場で、低学年から症候学や臨床チュートリアルを充実させて学年全体の学習意欲を刺激し、臨床への興味をひきたて、その延長に地域医療があるべきというスタンスは、非常に現実的で納得のいくものでした。いっぽうで、自治医大の一部の先生からは、「地域枠を地域医療のエキスパートにすべき」という指摘もあり、地域推薦枠学生のキャリア形成にはさまざまなとらえ方があるのだと感じました。ただ、私自身が鳥取大学の地域枠学生と直接話してみた実感では、彼らを地域医療に特化させるとか、特別カリキュラムを与えるといった方策はあまり適切でないように感じています。彼ら自身が望んで地域医療分野を勉強してみたいと思わなければ、カリキュラムで強制しても反発を招くだけと思います。
いずれにせよ、このように全国の関連講座が集まって教育内容を議論する場に参加できたことは、たいへん良かったです。これからもどんどん情報交換をしていきたいと思います。(谷口)
各大学からの報告
各大学からの報告