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第29回教室カンファ「睡眠時無呼吸症候群」(2012/2/22)

SASについてのポイント
今回は、睡眠時無呼吸症候群について石田先生よりお話を頂きました。
拡張型心筋症による心不全に合併した閉塞型睡眠時無呼吸症候群の一例を提示されながら睡眠時無呼吸症候群の診断・治療についての詳しく説明して頂きました。
本邦では睡眠時無呼吸症候群は男性3.3%、女性0.5%前後といわれ、頻度の高い疾患ですが、殊に慢性心不全患者では約半数に合併し非常に高率です(Cheyne-Stokes呼吸が全体の4割、閉塞型睡眠時無呼吸症候群が1~4割を占める)。心不全自体が閉塞性睡眠時無呼吸の重要なRisk factor(3~10倍)となるため心不全をみれば、まず睡眠呼吸障害を疑うことが必要です。
診断については終夜ポリソムノグラフィーが有用です。脳波・筋電図・眼球の動きにより睡眠深度/覚醒反応の有無などの睡眠の状態を把握し、エアフローセンサー・胸腹部センサーにより無呼吸イベントの頻度/中枢型か閉塞型かを判別します。
Apnea hypopnea index が20/hr以上の閉塞型睡眠時無呼吸症候群に対しては、1998年からnCPAPの保険適応が認められ、第一選択の治療となりました。CPAP療法は単にいびきや中途覚醒といった諸症状の改善だけでなく生命予後改善や心血管イベント抑制が期待できる有効な治療であり医療者は周知するべきことだと感じました。 文責:尾崎