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第32回教室カンファ「過敏性腸症候群」(2012/3/14)

診断フローチャート
今回は渡邉ありさ先生の過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)の話題でした。IBSとは痛みを伴う便通異常があって器質的な異常のない機能性疾患です。
 診断は機能的異常を除外した後に与えられ、2006年PomeIII診断基準では腹痛あるいは腹部不快感が過去3か月間のうち1か月につき少なくとも3日以上を占め、1.排便によって症状が軽減する。2.発症時に排便頻度の変化がある。3.発症時に便形状(外観)の変化がある。の2項目以上を満たす場合に診断されます。
IBSに影響する因子としては年齢(20-30代に多い)、家族歴、ストレス、腸管感染症の既往や新たに内臓知覚過敏や脳―腸相関、ホルモンなどが言われています。病態としてはIL-1β、TNFα IL-6などの炎症性サイトカインや悪玉菌の増加、消化管ホルモン、食事の関係(乳製品、志望、麦、カフェイン、アルコール)の関与があるようです。治療は2002年に心身症診断・治療ガイドラインが作成され、第1段階-第3段階の段階的に治療をしていくことが示されています。
IBSは、生命予後の良好な疾患ですが、患者のQOLが低く、治療によっても治癒に導きにくい長期にわたって苦しむことが多い疾患ですが最近は研究も進んできているようです。
生活習慣病の側面もあり、生活指導・食事指導が欠かせず心理療法が必要な場合も多いとのことでした。
(森田)