トップページご挨拶スタッフ紹介研究成果教育目標活動報告掲載記事実習報告教室員募集リンク
情報リンク -Contents-
鳥取大学医学部 地域医療学講座
〒683-8503
鳥取県米子市西町86
鳥取大学医学部
第二中央診療棟4階
■TEL:0859-38-6660
■FAX:0859-38-6662
■E-mail:
stani@med.tottori-u.ac.jp


トップページ > 教室カンファ・症例検討 > 第35回教室カンファレンス「インスリン治療の進歩」(2012/3/28)

第35回教室カンファレンス「インスリン治療の進歩」(2012/3/28)

今回は、インスリン治療の進歩というテーマで谷口教授にお話を頂きました。
1921年、膵抽出物がすい全摘糖尿病犬の血糖を低下するという実験を学生が行い、インスリンが発見されました。非常に偉大な発見が学生によって行われたというのはとても驚きです。1922年インスリン製剤が製品化されましたが、1980年代半ばまでSU薬とインスリンのみで血糖コントロールに苦慮することも多かったようです。1990年代から徐々に抗糖尿病薬が開発され治療の選択肢が増え、またインスリンアナログ製剤が開発されるにつれて生体の血糖変動にあったコントロールが可能になってきました。ただインスリン治療の問題点としてインスリン注射を始めたら必ず一生続けないと行けないという誤解、注射を頻回にしないという煩雑性、治療費などがあります。QOL/血糖コントロール/遵守度の関係には相関関係があることが分かっており煩雑でなくコンプライアンスが保たれ血糖もコントロールできる治療法が望ましいとされています。
最近ではBOT(Basal supported Oral Therapy)BOT=OHA(oral hypoglycemic agent)+Basal(持効型インスリン):「経口薬(SU薬など)を服用しながら持効型インスリンを追加する」が注目されています。BOT療法は持続インスリン一回注射と経口剤であるため煩わしさが少なくコンプライアンスが高く高齢者や認知症患者など、強化インスリン療法が難しい患者でも導入できる良い方法です。
またチーム医療・地域連携をすすめて、病院や地域全体で糖尿病管理のできる体制づくりを行うことも重要です。
(文責:尾崎)
新しいインスリン治療
新しいインスリン治療