トップページご挨拶スタッフ紹介研究成果教育目標活動報告掲載記事実習報告教室員募集リンク
情報リンク -Contents-
鳥取大学医学部 地域医療学講座
〒683-8503
鳥取県米子市西町86
鳥取大学医学部
第二中央診療棟4階
■TEL:0859-38-6660
■FAX:0859-38-6662
■E-mail:
stani@med.tottori-u.ac.jp


トップページ > 教室カンファ・症例検討 > 第6回教室カンファ「副腎偶発腫について」(2012/5/23)

第6回教室カンファ「副腎偶発腫について」(2012/5/23)

副腎偶発種の分類
副腎偶発種の分類
今回のカンファでは松澤先生から偶発性副腎腫瘤についてのレクチャーがありました。腹部エコー・CTの普及により、高頻度に副腎結節が見つかるようになりました。その半分以上はホルモンを産生しない非機能性腺種ですが、ホルモン産生するタイプの褐色細胞腫、クッシング症候群、原発性アルドステロン症もあります。このような機能性腫瘍は、ホルモン産生による高血圧、糖尿病、電解質異常などをきたしますが、高血圧・糖尿病については患者の母集団が巨大なため、見落とされている症例も多いようです。若年発症の高血圧は、これらの機能性副腎腫瘍をいちどは疑ってみたほうがよいでしょう。また、きわめて稀なケースですが、副腎皮質癌の症例が見つかります。私たちの経験でも、副腎癌は成長が非常に早く転移しやすい予後不良の疾患です。現在では、腹部CTだけでなくMRI,シンチグラム、PET-CTなど、画像診断の進歩によりかなりの部分まで診断に迫れるようになりました。発見率があがるということは、潜在している副腎疾患を早い段階で見つけられることを意味しますが、その分、画像や病歴から、どの症例を次の精査にすすめていくかの適切な判断が問われます。なるべく患者さんに負担の少ない検査で、基本的な情報から鑑別できるようになればと思います。今年の3月からは内分泌代謝内科・泌尿器科・放射線科などが集まって副腎症例カンファレンスを毎月おこなっています。私自身、もともと内分泌が専門でしたので、新しい診断技術の進歩に追い付くためにも、勉強しつづけないといけないなと感じています。(谷口)