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第16回教室カンファ「COPDの診断と管理」(2012/9/5)

本日は、山口先生から「COPDの診断と管理」の題でお話しいただきました。

COPDは、もともとはアプローチの異なる慢性気管支炎と肺気腫の概念を含んでおり、身近でありながら捉えにくい疾患です。

2001年に初めてGOLDGlobal Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)と呼ばれるガイドラインが制定され、2011年に第3版が改定されました。今回はその第3版についてのお話です。

主な変更としては、タバコの煙などの有害物質を長期間にわたって吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であること、咳や喀痰、呼吸困難の症状が認められることが前提となりました。診断基準としては1) 気管支拡張薬を投与してもFEV1FVC70% 2)他の閉塞性疾患を除外 と定められています。

病期分類は1秒量の値で1-4期に分類され、他には症状や増悪リスクなどを踏まえながら、総合的に管理方針を決めることになりました。

患者のリスクグループ別に、β刺激薬や吸入ステロイドなどの使用法を具体的に指示されるようになり、完全に医師側の裁量に任せられていた第2版までよりは管理がしやすくなるのでしょうか。

また、ドックなどで導入されている「肺年齢」についても説明していただきました。肺年齢は呼吸機能(1秒量)と年齢・身長を元に算出されて、COPD早期発見のスクリーニングに利用されています。しかしもともとは禁煙指導のためのツールであり数値が厳しく出がちとのことで、絶対的なものではなく解釈も難しいようです。

さまざまな疾患のガイドラインが出て定期的に改定されていますので、自分の知識も常にアップデートできるよう情報収集をする必要があると感じました。

(渡邉ありさ)

COPDの病期分類
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COPDの総合評価
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