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「女性医師のキャリアアップ支援に係る交流会」に参加して(2012/11/11)

旭川医大 復職・子育て・介護支援センター 山本明美先生の講演
旭川医大 復職・子育て・介護支援センター 山本明美先生の講演

平成241111()に、神戸のANAクラウンプラザで開催された「女性医師のキャリアアップ支援に係る交流会」に参加しました。

神戸大学、兵庫医科大学、鳥取大学、島根大学の4大学共同の会合でした。さすが女性医師の支援の会で、無料の託児付きでしたので、ありがたくお世話になりました。

 旭川医科大学の復職・子育て・介護支援センター 山本明美 准教授の講演を最初に拝聴しました。 女性医師の多い皮膚科は、他の診療科に先駆けて学会レベルから女性医師の支援やバックアップに取り組んできたそうです。学会単位、個人単位、大学単位それぞれで山本先生が行ってきたワークライフバランス活動を紹介していただきました。Facebookグループを積極的に利用されていることが興味深かったです。

 一方で、子育て支援やワークライフバランス周知活動を行うには、忙しく臨床をしている先生方に興味を持ってもらったり、話を聞いてもらうために大変な工夫・努力をされてきたことを知りました。病院経営陣の意識改革、各科の教授・医局長の意識改革、学生の意識改革など、それぞれに的を絞ってアピールし、上手に誘導されてきたそうです。ワークライフバランス支援活動のみを強調すると、集まるメンバーはもともと育児支援に興味のあるメンバーのみになってしまいます。医局の合同説明会などの大勢が集まる場を利用して、各科に「イクメンや育児中の女性医師も入局できますか?」とたずね、「もちろん歓迎です!」と言ってもらう(言わせてしまう?)手法は、なるほど!と思いました。

 続いてワークショップです。「女性医師のキャリアパスを考える」を大テーマに、4グループがそれぞれ自由にテーマを決めて討論します。私たちのグループでは、育児をしながら各種学会の専門医を取得しようとすると、年々厳しくなる論文や研修プログラムなどの要件を規定通りにクリアするのが難しいという点について話し合いました。時間の関係上、解決策を提示するまでには至りませんでしたが、皆さんが苦労されているのはよくわかりました。発表もさせていただき、とても勉強になりました。

 地域医療学講座の教員としての仕事では、学生にグループワークや発表会をしてもらう機会が多いのですが、テーマの選択・グループワークの進め方・発表会の形式やまとめ方などをどのように提示するか、いつも頭を悩ませています。自分が議論に参加して発表を行うことで、少しいい方法が見えてきたでしょうか?

 会の終了後は、高層階のイタリアンレストランで交流会に参加し、多くの女性医師と楽しくお話ができました。

 育児をしている女性医師は別に楽をしたくて非常勤になったり離職するわけではありません。育児をしながら通常勤務をすると、制限が多く不測の事態に対応するたびに周囲に迷惑がかかってしまうから、仕事をセーブせざるを得ない現状があります。

 せっかく築いてきたキャリアを活かしながら、家庭や育児とも両立させつつ、患者さんによい医療を提供するために、そして今は鳥取大学の学生たちに地域医療の楽しさ・醍醐味を知ってもらえるように、頑張っていきたいと思いました。

(渡辺ありさ)

山本明美先生、鳥取大学ワークライフバランス支援センターの山田七子先生と
山本明美先生、鳥取大学ワークライフバランス支援センターの山田七子先生と
グループデイスカッション
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討論内容を発表
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