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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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小児期からの医療人育成と役割・生き甲斐に着目した保健活動が重要―岡山大学(哲西診療所)佐藤勝先生ご登壇(2012/12/3)

壺の中を胃カメラでのぞいてみよう
壺の中を胃カメラでのぞいてみよう
哲西診療所所長(岡山大学地域医療人材育成講座教授)の佐藤勝先生を地域医療セミナー(2年次)講師としてお招きし、渡邉ありさ先生と拝聴しました。人間の本質を突いた地域包括ケア、小児期からの医療人育成と保健活動、等々、多方面にわたる精力的な「種まき」が徐々に結実しつつあることに感銘しました。
ロールモデルとなる医療従事者の下で早期体験(early exposure)を繰り返すことにより、将来目標の明確な医学生が育成されます。自治医科大学出身(島根県)の佐藤先生が隠岐の診療所を経て10年前から診療されている哲西診療所(岡山県新見市哲西町)では、小学生を対象に「診療所探険隊」が行われています。
“哲西診太郎くん(人形)の胃の中を探検して異物をとり出そう、アンパンマンなどをCTで撮影して何が写っているかあてよう、人の少ない町の診療所でもこんなことができるんだ、どうだ楽しいだろう?
こうして医療に興味を持った子供たちの中から生まれ育った地の医療現場を支える人材が輩出できるよう、哲西町では白熱した「きらめき健康福祉まつり」が定期開催されています。
早期発見・介入が必要な壮年層の検診受診率が低いことと小児生活習慣病の増加は、健康大国日本の将来を揺るがす原因となるでしょう。哲西町では検診データを基に積極的に小児への指導・介入を行っています。小児に“このペットボトルにはこれだけの砂糖が入っているぞ。このお菓子にも・・・”などと教えるだけで成人よりも容易に行動変容がなされ、家庭全体を包括的に是正することにもつながっていきます。また、先生が歴任された地では、老健、デイケアが町の中心(役場の隣)に設置されました。数多くの人が集い、出入りする所に居れば、高齢者は自身の身なりに気を遣い、役割(≒生きがい)も与えられ、健康寿命の延長にもつながっていきます。
“若いころに「訪問した家の家屋が崩れそうだ。生活に困ってそうだ。」などと率直に感じたことを、末永く大切に持っていてほしい。”
“イベントに住民を集めるなら、普段やっていること(机を並べ問診して血圧を測る、など)をみせても楽しくない。「祭り」じゃなきゃ。工夫を重ね、テンションを上げて対峙しないと、特に子供は関心を示さない。”
その「健康まつり」さながらの熱意で学生に語り続けて下さり、ありがとうございました。講義と体験実習、毎年学生が運営する学祭(錦祭)のアイディア、などにも先生のお考えは広く応用できると思われました。私らも哲西診療所と健康福祉まつりにお邪魔したいです。 (浜田)
特養とデイサービスを村の中心部に(隠岐の島町都万診療所)
特養とデイサービスを村の中心部に(隠岐の島町都万診療所)
是非とも哲西診療所に見学に来てください
是非とも哲西診療所に見学に来てください