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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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内分泌・代謝分野についての研究成果(-2012)

Fukui H, Taniguchi SI et al.
Enhanced activity of the purine nucleotide cycle of exercising muscle in patients with hyperthyroidism. J Clin Endocrinol Metab May;86(5):2205-10,2001:
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)患者は筋力低下を伴うことがある。これを甲状腺ミオパシーというが、この人たちの筋肉(横紋筋細胞)内で、どのような代謝変化がおこっているかを、前腕半阻血運動負荷テストという方法を用いて評価した。甲状腺ホルモン過剰が続くと筋肉内のプリンピリミジン代謝が変化しており、その代謝変化が筋肉のエネルギー産生効率の低下をバックアップしている可能性があることがわかった。
福井論文 [pdf:165KB]
藤岡洋平
糖尿病性末梢神経障害に伴う足底最大圧の変化ついての検討
米子医学雑誌、2011:
糖尿病の合併症として頻度の高い足部の末梢神経障害について、フットスキャンを用いて歩行時の足底圧分布との関連を調べた。末梢神経障害の進行に伴い、足拇指関節の柔軟性が低下し、足先端部にかかる相対的な圧が増加、その結果、足先端部に胼胝ができやすいのではないかと考えられた。糖尿病患者では、歩行時の測定圧分布が変化し、胼胝ができやすく、足部病変の背景になると考えられた。
藤岡論文 [pdf:594KB]
松澤和彦
甲状腺腫瘍組織における転写抑制因子PLZFの発現パターンについての検討
米子医学雑誌、2011:
甲状腺を甲状腺たらしめているTTF1(Thyroid Transcription Factor 1)という転写因子がある。TTF1は甲状腺のマスタースイッチ分子だが、これにまつわる核内分子挙動に興味があった。そこで、Yeast two hybridという方法で、TTF1に結合する分子候補を甲状腺細胞発現ライブラリーから探したところ、PLZF(Promyelocytic Leukemia Zn Finger protein)がクローニングできた。この転写因子は前骨髄性白血病の発症に関連する転写抑制因子であった。その後の研究で、PLZFがTTF1と連動して甲状腺機能遺伝子の発現制御や甲状腺細胞増殖に関与していると推測されたので、さまざまな甲状腺癌におけるPLZF発現を検討した。その結果、PLZFは甲状腺乳頭癌、未分化癌などで強発現していた。興味深いことに、PLZFの局在は、濾胞腺腫や濾胞癌など濾胞構造を維持しているものでは細胞核内に、乳頭癌や未分化癌など濾胞構造が壊れたものでは細胞質・細胞核内に発現していた。PLZF局在変化が、甲状腺癌の形成、とくに濾胞構造という組織分化度に何らかの影響を与えるのではないかと考えられた。
松澤論文 [pdf:3MB]