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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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第31回教室カンファ「バセドウ病眼症の治療効果の検討」(2013/4/3)

ステロイド投与量によるバセドウ病眼症の治療効果を比較すると・・・
ステロイド投与量によるバセドウ病眼症の治療効果を比較すると・・・
今回は松澤先生から「2009年以降の当院におけるバセドウ病眼症の治療効果の検討」についての報告がありました。バセドウ病眼症は、バセドウ病という良性疾患の中でもかなり厄介な合併症です。眼球突出だけでなく、外眼筋腫大に由来する複視、さらに進行すると角膜潰瘍や視力障害までおこす場合があります。現在の医学では、眼科後部の炎症を抑える方法として、主に全身のステロイド投与と眼窩後部コバルト照射があります。松澤先生は複視を伴う患者にステロイドパルス療法をおこなった場合、ステロイド使用量の多寡によって、治療効果に差があるのか検討しました。メチルプレドニゾロンパルス療法2クール(6g)は3クール(9g)と比較し、Clinical Activity Scoreや複視の改善度、MRIのT2強調画像で評価した外眼筋炎症の改善度に遜色はないとの結果でした。海外の報告でもステロイド投与量を増やしたからといって、必ずしも有効性が比例するわけではないようです。EBMとまではいきせんが、患者さんにとっては、少ないステロイドで最大の治療効果をあげることが期待されるます。その点で、今回の結果は臨床的にきわめて示唆に富むものだと思います。(谷口)