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基礎配属の学生が隠岐病院の実習に参加しました(2013/7/2-7/4)

加藤一朗先生と隠岐病院玄関で
加藤一朗先生と隠岐病院玄関で
 今回、基礎配属学生の隠岐病院の見学に同行することができた。学生たちは予想していた離島医療とはずいぶん違うということに驚いたようだった。加藤先生をはじめ自治医大の若手の先生方が生き生きと働いている姿もとても印象的だった。ウルトラマラソンの翌週に徳之島トライアスロン参加という加藤先生のタフネスには脱帽である。地域社会に溶けこんで奉納相撲やマラソンにもみずから参加して、島の文化や自然を楽しみつつ働いておられる姿は、とてもうらやましく感じた。学生たちは、それぞれの希望にそって救急外来見学やオペ見学などをさせてもらい、地域医療の空気をしっかりと感じてくれたように思う。とにかく、隠岐病院の先生たちは元気いっぱいで楽しそうだ、というのが正直な感想である。今回は、大学内の講義や実習ではけっして得られない現場での貴重な体験をさせていただいたことを感謝します。 (谷口)

 大学の水泳部時代の先輩 加藤一朗先生にお願いして、今年も基礎配属学生5名と一緒に島根県の隠岐諸島にある、島前病院と隠岐病院を訪問しました。訪問前に皆で島根県の医療、離島医療や隠岐についての事前学習をしておいたので、より理解も深まったと思います。
 松江市の七類港からフェリーに乗って2時間半、島前病院に着きました。それぞれ外来や救急、テレビ会議システムで島根大学皮膚科へのコンサルテーションなどを見学しました。白石先生から地域医療への熱い思いを語っていただいて学生たちのモチベーションも早速あがったようです。
 昨年訪問してからたった1年の間に、島前病院やスタッフの方々について掲載された数々の雑誌を拝見し、その情報発信力に驚きました。
 夕方のフェリーで島後に移動し、隠岐病院の先生方との懇親会に参加しました。翌日からの2日間で、それぞれの担当の先生について診療所や外来、手術、内視鏡、救急などを見学させていただきました。若い医師についた学生は数年後の自分の姿を、ベテラン医師についた学生は目指す理想の医師像をイメージできたのではないでしょうか。離島での医療は、重症者を速やかに見分けて適切に搬送する一方で、本土へのアクセスが大変な分なるべく自分たちの医療レベルを上げることで島内で対応しようと先生方が努力されている様子がとても伝わってきました。
 その他にも分娩シミュレーションをさせていただいたり、先生方のプライベートのご趣味のお話を伺ったり、楽しく充実した3日間を過ごしました。
 島前病院・隠岐病院のスタッフの方々、ありがとうございました。 (渡辺)
加藤先生と五箇診療所で
加藤先生と五箇診療所で
【学生の感想より】
・島前病院には、常勤医師わずか6名という過酷な環境で医療を行っているにも関わらず医師の先生方はつらそうには見えませんでした。むしろ自分たちの仕事に自信と誇りを持ち活き活きと活動されており素晴らしいと思いました。医師が医療の中で頂点に君臨しているわけではなく看護師さんや事務の方々との円滑なチームワークによって成り立っているのだと身を以て体験することが出来ました。
 隠岐病院の加藤先生は、一人一人の患者さんに合わせて、しっかりと患者の声に耳を傾けておられたり耳元でしゃべりかけるなど患者本位な診察がなされていました。これが、医療現場では当たり前にならなくてはならないことであるとともに、求められている医師の姿なのだと感銘を受けました。

・地域医療に対して、ネガティブなイメージをいつからか持っていた。しかし、島前病院の白石先生や隠岐病院の加藤先生と出会って、衝撃を受けた。先生たちの明るさ、パワフルさ、インパクト。地域医療に対するネガティブなイメージを一瞬で払拭された。これまで、病院実習に対しておもしろいとは思ったことはあまりなかった。しかし、今回の病院実習は、面白いと思った。患者さんとの話し方ひとつとっても参考になった。その上、いつもなら遊ぶことばかり考えている私がもっと医学を勉強したいと思うようになった。
分娩シミュレーターでお産の練習「おめでとうございます」
分娩シミュレーターでお産の練習「おめでとうございます」

【学生の感想より】
・島前病院の外来を見学させていただいて、待合室の患者様とお話しさせていただく機会をいただきました。患者様からお話しをあらかじめ聞かせていただくことで、先生の外来を見学させていただいたときに患者様の病状についてより理解が深まりました。 
 また隠岐病院に勤めておられる先生方は皆様明るく、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。先生方の明るい雰囲気を見させていただいき、また病院でも患者様や病院の職員の方に明るく接しておられて離島での医療、地域医療においては必要なことのひとつであるのだと感じました。

・テレビ会議の見学の後、隠岐島前病院が紹介されている雑誌を読ませていただきました。驚いたのは医学雑誌はもちろん、経済紙、はてはヨットの雑誌まであったことです。このうちヨットの雑誌には医者のいの字もなく、ヨットマンとしての白石先生が載っておられ、白石先生が公私ともに充実した日々を送っておられることが垣間見えました。また、テレビ会議や電子カルテの導入、島前の医師勤務体制改革を行ったのは白石先生の代になってからであることを知り、白石先生の偉大さを感じました。
 夜間救急の見学を二時間ほどさせていただきました。シミュレーターや加藤先生の口頭試問を通して、救急救命やお産、破傷風などについて教わりました。今後いつ何時救急救命が必要になってもおかしくないので、今回教わったことをしっかり覚えておきたいと思います。

・隠岐病院では内科の先生が一日の中で外来に行ったり、内視鏡をしたり、救急に行ったりと動き回っておられる姿が印象的でした。
先生方からは、自分たちがこの患者を診なければならないという使命感を強く感じましたし、同時に、どこまで自分たちで診て、どこから本土に搬送するなどの選択をとるかといった離島医療独特の苦悩があるように思いました。
 二日間ではありましたが大変充実した時間を過ごすことができました。刺激を受けました。鳥取に帰ってからも今回感じたことを念頭に置いて日々取り組んでいきたいです。
隠岐病院の先生と懇親会
隠岐病院の先生と懇親会