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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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第18回教室カンファレンス 「劇症1型糖尿病について」(2014/1/22)

今回は松澤先生が日本人の1型糖尿病のなかで注目されている劇症1型糖尿病について報告してくれました。一般的な1型糖尿病は小児に好発しインスリン依存型となるのですが、この劇症1型糖尿病は成人そして妊娠中などにウイルス感染に続発するもので、一気呵成に膵臓β細胞が破壊されるため、HbA1c<8.7%, 随時血糖>288mg/dlと思ったほどHbA1cが高くないのが特徴です。さらに、膵臓外分泌腺も破壊を受けるためアミラーゼ、リパーゼなどの膵酵素が上昇します。自験例も紹介してくれましたが、発熱や口渇など、ふつうのウイルス感染に伴う脱水と区別しづらいようです。あやしいと感じたら、血糖値、尿中ケトンを必ずチェックすべきと思いました。総合診療的には、頻度の高いウイルス性腸炎のなかに劇症1型がまぎれこんでいた場合、診断が遅れるのではないかと思いました。頻度は低くても常に鑑別として頭の隅にいれておきたい疾患ですね。(谷口)