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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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平成25年度鳥取大学地域貢献支援事業の報告

1.特定健診における慢性腎臓病対策を江府町ならびに県内の保健医療にどのように活かしていくか (浜田)

健診を受診した江府町住民における慢性腎臓病(CKD)要指導・要医療患者数を把握し、同一受診者における腎機能経年悪化度を算出した。さらに、受診者の他のパラメータの中から推算糸球体濾過量(eGFR)ならびに腎機能経年悪化度(血清クレアチニン(Cr)の逆数)に寄与する因子を抽出した。

 重回帰分析の結果、eGFRはヘモグロビン(Hb)と正の相関、血清尿酸値と負の相関関係を認めた。また、1/Crの経年変化度は、男性ではeGFRとの間に正相関、女性ではHb、eGFRと正の相関関係を認めた。

浜田准教授 地域貢献支援事業報告書 [pdf:284KB]

2.中山間地の基幹病院における「主訴ー最終診断」についての前向き調査 (福井)

鳥取県日野郡の基幹病院である日野病院内科外来を受診した患者の主訴と最終診断の関係を検討し、さらに他院に紹介された症例の原因疾患、症例数を調査することで、日野地区の傷病状況の実態を明らかにし、日野地区の疾病状況の特徴について検討した。また、今後、同院にて総合内科外来を設置し、本学学生の臨床実習を行うことを予定しており、医学教育の場として、大学病院や大学近隣の市中病院で多く経験する疾患とは異なると予想される疾患特性について検討した。感染症、めまい症などのCommone diseaseが多く、多くが外来診療にて対応可能であり、予想どおり大学病院や市中病院とは異なる疾患特性を持つことが明らかとなった。診断、治療のために他院紹介になったのは少数例で、殆どの症例に対して単独で対応可能であることが明らかにされた。医学教育の場としての意義と課題について、Commone diseaseに対応できるスキルを身につけることができる一方で、専門性の高い疾患については、症例が限られているため、大学病院や市中病院での研修も併せて経験するのが望ましいことが明らかにされた。(中間報告)
福井講師 地域貢献支援事業中間報告書 [pdf:655KB]

3.中山間地における大腸がん検診の課題 (渡邉)

鳥取県日南町は人口5000人で高齢化率が45%の自治体であり、町外へ出る移動手段を持たない住民も多い。そのような背景を持つ自治体で大腸がん診療がどのような経緯で行われているかを、日南町の大腸がん検診と日南病院の大腸内視鏡検査の両面から調査した。

日南町は大腸がん検診受診率・精検受診率ともに低いため、大腸がん検診啓蒙チラシを作成して26年度の大腸がん検診に使用する予定である。

渡邉助教 地域貢献支援事業報告書  [pdf:862KB]

4.中山間地における糖代謝異常者への介入効果の検証:鳥取-江府study (松澤)

鳥取県日野郡江府町は脳卒中による死亡率が全国平均の3倍と高く、H14には国保高医療費の重点地区として医療費改善計画を提出した。鳥取大学医学部はH17年度から生活習慣病実態調査(鳥取-江府study)を開始し、糖尿病予備群など動脈硬化ハイリスク者を抽出し江府町福祉保健課・江尾診療所と連携して、運動教室・動脈硬化予防外来などの介入をはじめた。H25年度は、介入10年目にあたり、介入効果の指標として平成17年に施行した糖負荷試験と平成25年秋に施行した糖負荷試験を過去のデータと対比して検証した。
松澤助教 地域貢献支援事業報告書 [pdf:207KB]