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第5回教室カンファレンス 「バセドウ病眼症についての研究(2014/5/14)」

今回は松澤先生からバセドウ眼症についての報告があった。バセドウ病は甲状腺刺激自己抗体により甲状腺機能亢進だけでなく、バセドウ眼症という独自の眼病変を合併することがある。いわゆる眼球突出だけでなく、結膜充血、角膜障害、外眼筋肥大による複視、さらには視神経障害による視力低下など、さまざまな程度の眼症状がある。バセドウ眼症は自己免疫が背景にあるので両眼に症状が出てしかるべきだが、時おり、片眼しか症状がない場合がある。松澤先生は多数の臨床経験の中で、このような片眼性症例に注目し、治療に対する反応性や予後を検討された。その結果、片眼性症例は両眼性に比べて、ステロイド治療などに反応が悪く改善度もよくないことが明らかとなった。片眼性のばあい、スタート時点での病変の左右差(外眼筋肥大など)が大きすぎるために改善が乏しくなるのではと考察されていた。眼の症状(ex.複視)がバセドウ病発見の端緒となるケースもあり、総合診療の視点からも、そして、バセドウ病眼症と診断して患者さんに予後を説明する点でも、重要な研究結果であると思われた。(谷口)