トップページご挨拶スタッフ紹介研究成果教育目標活動報告掲載記事実習報告教室員募集リンク
情報リンク -Contents-
鳥取大学医学部 地域医療学講座
〒683-8503
鳥取県米子市西町86
鳥取大学医学部
第二中央診療棟4階
■TEL:0859-38-6660
■FAX:0859-38-6662
■E-mail:
stani@med.tottori-u.ac.jp


トップページ > 活動報告 > 第46回日本医学教育学会大会(和歌山)にて演題発表(2014/7/18-19)

第46回日本医学教育学会大会(和歌山)にて演題発表(2014/7/18-19)

 和歌山県立医科大学で開催された日本医学教育学会大会に、当学からは4題、そのうち2題は当教室で3年前から企画・運営してきた「大山交流合宿」の位置づけ、課題などに関する口演(渡邉)、小生が行った2年生の授業を通じたコミュニケーション教育に関する一考察(浜田)をポスター発表にて行いました。本会の運営にあたられたスタッフならびに聴講、ご質問いただいた皆様には、御礼申し上げます。
 学会期間中、興味深かった点がいくつかございました。
1)事例から学ぶために(質的アプローチ)、文化・人類学的視点が必要である。また、個別例から得られた示唆を体系化するのは難しい。
2)若年医師の医療コミュニケーション能力は学部教育ならびに共用試験などにより向上していることは間違いないが、医療現場において上級医が彼らのスキルアップを十分に支援できていない現状がある。
3)質的アプローチのセッションで、学者ベイトソンが提唱した5つの階層的な学習理論が話題にあがりました。その中で、学習している状況(コンテキスト)が何を意味しているか(学習のメタレベル)に関しても理解している段階を「学習2」と位置付け、この学習2の起こり方を自己調節でき、自らが依拠するべき別のコンテキストを取捨選択できる段階を「学習3」としています。例えば、講義・実習において一定の解答ないしは感想文を書けばいいと考えてのぞむのは学習2で、私たちを含む多くの学習者はこのレベルにいると思われます。一方、先日までの研究室配属で「地域医療という語は(発展的に)無くなればよい」などの気づきを得た某学生さんは学習3に到達したことになります。学習者がこのような深い学びに至るためには、指導者が学習環境の安全性を担保しながら適切な振り返りを繰り返すこと、学習者間でも意見交換を行いながら個々の気づきを促すこと、などが有用かもしれないと、後で当教室員と話し合いました。 (浜田)