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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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医学生地域医療体験の充実のために ~鳥取大学医学部4年生地域医療体験に係る意見交換会開催~ (2015.02.16)

 鳥取大学医学部では平成22年から新カリキュラムのもとに医学科4年生が学外の医療施設を訪問し体験実習を行っています。大学で学んだ知識だけでは、実臨床ではほとんど役に立たないわけですが、座学だけでは学生になかなか伝わりません。実習の目的は、「患者・家族の意向や事情に配慮した医療」「地域の人的、質的資材と連携した医療」を実際の現場で感じてもらうことです。平成24年度からは西部医師会の先生方にもご協力頂き、昨年度も鳥取県全域の38施設に学生の受け入れ、指導を頂き、学生は多くを感じ取って来てくれました。
昨年、第1回のフィードバックの会を開催し、医療機関側からは「教育の意図を明確にして欲しい」「実習の効果をフィードバックして欲しい」等の意見を頂きました。
今回、2回目のフィードバックの会を開催したのでご報告します。当日は、西部地区の15クリニック、7病院の関係者にご参加頂き、総勢44名と盛会でした。今回は初めて、実際に実習を受けた学生9人も交え、さらに看護師、理学療法士等コメディカルの方にも参加頂き、活発な意見交換を行いました。以下に主なものをご紹介します。

【医療機関から】
1)実習プログラムや学生の様子
・認知症のデイケアやグループワークなど、通常の内科診療とは異なる内容に学生がよりインパクトを受けていたのが意外だった。
・学生の態度は概ね良好だが、受け身の人が多い。他大学の学生はもっと質問してくる。
・疾患、手技にばかり目がいっている学生が結構いる。実習前に学生に実習の目的意義をしっかり教育すべき。
・院外との連携を理解してもらうのが難しい。地域包括センターをみてもらうプログラムにしてはどうか。
2)実習の意義について
・大学病院の医療は地域医療のほんの一部に過ぎないと思うので、大学以外の医療を見てもらうことは有意義だと考える。
・実習の目的は、「地域医療の魅力」を伝えること。学生さんに「やりがいがある」ということを伝えられたら良いのではないか。
【学生から】
・日帰りの実習では移動が大変で、各施設1日の実習は短い。
・保健や福祉との連携が見えづらい。
・座学が多い。
・手技や疾患、病院の特徴にばかり目がいってしまって反省。
・医療機関選定に学生の希望も聞いて欲しい。
・実習を受ける学年により、同じ内容を聞いても学生の受け取り方は進歩しているので、医療機関側はわざわざ違う内容を準備する必要は無いと考える。
・実習のねらいが分かりづらかったが今日の会に参加してわかった。学生に実習のねらいを明確に伝えるよう工夫が必要。

 今回のフィードバックの会の最大の収穫は、何と言っても学生の率直な意見が聞けたことでしょう。教室でも実習終了後にアンケートは実施しているのですが、やはり直接話をするとストレートな意見が出てきました。今回、学生は実習でお世話になった先生方へお礼の意味も込めて会に参加してくれました。先生方の「学生への想い、気持ち」がちゃんと学生に伝わっている証拠だと思います。感謝申し上げます。今回の意見を確実に次年度の実習に活かしてより実りあるものにしていく所存です。
(福井)