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第1回T-HOCひのセミナー「日本一若いケアプロの訪問看護の実際」 (2015/9/10)

ケアプロ株式会社在宅医療事業部長の岩本大希さん
ケアプロ株式会社在宅医療事業部長の岩本大希さん
鳥取大学医学部附属病院 在宅医療推進のための看護師育成支援事業」の看護師養成カリキュラムの一環として、第1回T-HOCひのセミナーが日野町で開催され、ケアプロ株式会社在宅医療事業部長の岩本大希さんの講演がありました。ケアプロは「ソーシャルベンチャー」として注目を集め、検診受診困難者(検診難民)に対する「ワンコイン検診」、最近は24時間365日訪問看護ステーションを立ち上げ、国内外に事業拡充をすすめています。その背景には、社会的・経済的な背景で重度の生活習慣病のまま放置される住民、医療にアクセスできず自宅で不慮の事態に陥る懸念のある住民の増加があります。
20代後半の岩本さんは、新卒の段階でも在宅看護を研修できる教育プログラムを開発、運営し、数多くの看護師を育成しています。若手だからこそ種々の経験を吸収しやすいということと、時間外・休日のシフトが組みやすいという背景があるのでしょう。講演では、卒後2年で訪問看護師がほぼ自立して1年目の看護師を育てている様子が紹介されました。若手中心では年の離れた患者さんと良好な関係が築けるだろうかと思いましたが、逐次経験年数の長い看護師、医師などの各職種と的確な情報交換を繰り返し良好な関係を持続しながら、質の高いケアを提供し続けるシステム作りは万全のようです。

全国には折角立ち上がっても存続できない訪問看護ステーションが多数あります。現地にニーズがなかったからという論調がありますが、在宅での医療・ケアには潜在的ニーズは多いのにかかわらず、医療従事者、住民双方に在宅でどこまで出来るか、ケアの具体的方法などが理解されていない現状があります。それよりも看護師の離職によるものが多く、プライベートの問題よりも、キャリア支援(本人の目指す方向と現場との相違)の問題が大きいと、岩本さんは言っていました。
最近、岩本さんは島根県雲南市の地方創生事業として、山陰と関東とを行き来しながら、訪問看護ステーションに対するノウハウ移転による訪問看護のビジネスモデル化にも精力的に取り組んでいます。
挨拶する景山町長
挨拶する景山町長
 このような素晴らしい講演会が日野町で開催できた一因には、「鳥取大学地域医療総合教育研修センター」で活動を積み上げてきた成果があると考えられ、多職種協働教育の拠点として同センターがさらに発展していく手ごたえを感じました。清水病院長、日野町長の景山さんのご挨拶でも、日野センターの成果と今後に向けて貴重なお言葉をいただきました。
このあと看護師養成コース受講者によるグループワーク・発表などがあり、続けて参加いたします。  (浜田)