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【7月は実習強化月間】 日野病院センターで1年生が早期体験実習 (2016/7/20,27)

放射線部で解剖学の復習
放射線部で解剖学の復習
 5月から日野病院(鳥取大学地域医療総合教育センター)で当学科6年生が臨床実習2(2名ずつ、4週間)でお世話になっております。さらに、7月は医学科1年生が早期体験実習のため、日野病院に訪れています。
今回の早期体験実習の目的としては、「病院という職場の成り立ちと役割、各部門と業種、仕事ぶりなどを見聞する」こととなりました。今回参加した4名は関西ないしは鳥取市の比較的都市部が出身で、中山間地にある日野郡を訪問することは初めてであり、医療機関の中に入ることも殆どなかったとききました。
まず、櫃田院長先生から、日野病院の歴史と役割に関する説明があった後、放射線部、薬局、外来などの各部門をまわりました。現在学んでいる骨などの身体部位が立体画像で映し出される放射線画像診断技術に、興味深く見入っている様子でした。さらに病棟患者さんの回診に帯同しました。院長先生がテンポよくフレンドリーな語り口で患者さんと接しておられる姿を拝見し、時には心音を一緒に聴いたり、足の腫れを触らせていただいたりしました。
櫃田院長先生と病棟回診
櫃田院長先生と病棟回診
 午前中の振り返りでは、学生より、「(患者さんの)足が全体的に細い人が多かった」、「患者さんの声が(弱く)聞き取りにくい」、「患者さんの中で(退院後)家で生活できる方は少ないのでしょうか」、などの気付き、疑問が挙がりました。院長先生からは、「家庭に受け容れるだけの体力が乏しい。この現状は、今後(学生の出身地である)関西でも急速に問題になっていくでしょう」というコメントがありました。東雲診療所の小西先生も同様なことを仰っていたのを思い出しました。両地域とも大きな地震によって子息、近所、地域によって支えあう体力が急激に低下し、少子高齢化問題に拍車をかけたという共通点がございます。
受付から受診までの流れを説明
受付から受診までの流れを説明
 昼からは、理学療法(リハビリテーション)で見学と体験をした後、老人保健施設に移動しました。施設では利用者の様々な生活風景を拝見しました。詳しくは書けませんが、「各職種が協働して利用者を支えましょう」という綺麗ごとではない、利用者と医療・介護職員の生の姿をみてもらおうという仕掛けが見事でした。現場での学びが医療介護連携の確認という知識レベルにとどまってしまうと、せっかくの貴重な体験もすぐ忘れられてしまうのではないでしょうか。ここで感じた戸惑いも含めて今回の学生が長期記憶にとどめ、少しでも活かしてもらおうという点ですばらしい教育実践と考えられました。
105歳の利用者ともお会いしました。某カップうどんを完食され、おかずには大量の醤油をかける食生活を長く続けておられますが、お元気そうでした!

今月日野に訪れた7名の学生さんにとって、どのような1日でしたか? 私にとっても、とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。 (浜田)