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鳥取大学医学部 地域医療学講座
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EBM Workshop in 鳥取が開催されました!(2016/12/17,18)

EBM Workshop in 鳥取を1217日・18日の2日間にかけて,開催しました。

医学生5年生高橋快斗くんはじめ、臨床推論サークルTc-sarchの部員のみなさんが力を貸してくれたおかげで無事開催することができました。そのことについて高橋くんが記事を書いてくれました!(井上)

EBM workshop in 鳥取を終えて

20161217日・18日の2日間、東京北医療センターの総合診療科より南郷栄秀先生をお招きして、鳥取大学医学部でEBM workshopを開催しました。南郷先生は総合診療、EBM、医学教育がご専門で、全国各地で「正しいEBM」の普及活動を行っておられます。今回、南郷先生は山陰初上陸ということで、東は鳥取市、西は島根大学まで山陰各地から医師・医学生が50人近くも集まりました。理学療法士の方も参加していただき、EBMに対する需要の高さに驚きました。

今回取り上げた内容は、1日目は「臨床現場でのPubMed、二次資料の効率の良い使い方」、2日目は「原著論文の批判的吟味」でした。1日目は溶連菌性咽頭炎疑いの患者さんのケースを基にグループワークを行いました。診断、治療に関する臨床的な疑問を挙げ、挙がった疑問についてup to dateDynaMedで解決していくという流れでした。2日目は溶連菌性咽頭炎の抗菌薬治療に関する原著論文(RCT)を南郷先生と一緒に読んでいきました。up to dateや論文というと英語で、難しくて、続かないというイメージが付きがちですが、南郷先生は短時間で効率よく、できるだけ英語は読まなくても正しく理解できる方法を教えてくれました。このやり方ならエビデンス探しの敷居もかなり下がるだろうなと思いました。また、南郷先生は今回の会全体を通して、EBM≠エビデンスであるということを強調されていました。EBMというとエビデンスが全てで、エビデンス通りに診療を実践するというイメージがどうしてもあります。しかし、実際に診療行動を決める際にはエビデンスだけでなく、患者の好みと行動、患者の病状とそれを取り巻く環境、医療者の臨床経験も含めて総合的に判断する視点が重要で、それこそがEBMの実践であると強調しておられました。

個人的には、今回は学生と医師が混合でグループワークを行ったので、実際に診療しておられる医師の方々の臨床経験が聞けてとても勉強になりました。また、情報検索の仕方や原著論文の読み方について実践的に教えてくださったので、早く自分でup to dateや論文を読んでみたいなと思いました。南郷先生が作ってくださった、EBMの盛り上がりを途れさせないように、私が所属する臨床推論サークル(Tc-sarch)でEBMについて積極的に取り上げていこうと思います。

 最後に、Workshopの開催に多大なご協力をいただきました鳥取大学地域医療学講座の皆様に厚く御礼申し上げます。

鳥取大学医学部5年 高橋快斗